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「はぁ~、アンタさぁ、本当にその頭の中に脳みそ詰まってんの?」
また罵倒された、、、。
「え、俺、なんか間違ったこと聞いたか?」
名前聞いただけなんだけどなぁ。
「だ?か?ら!人の名前聞く前にアンタが名乗れって言いたいのよ!」
顔を真っ赤にして癇癪を起こし始める女の子。
恐ろしい。
「あ、あぁ、悪い悪い。そうだよな、俺から名乗らないと筋じゃねぇもんな」
「あったりまえじゃないっ!で、名前は?」
俺が謝罪したことによって、女の子の怒りゲージは少々低下したらしく、若干だが顔の赤さが収まっていた。
「俺の名前は神前 神だよ。これからよろしくな」
「そう、貴方が、、、。まぁ、その話はいいわ」
えっ、何?超気になるんだけど。
俺って入学前から知られてるのか?
「気になるみたいな顔してるけど、アンタがよく分かってるはずよ。で、話を戻すけど、私の名前は赤嶺 紅(あかみね こう)よ。紅でいいわ」
なるほど、この凶悪少女は赤嶺 紅っていうのか。
絡まれないように気をつけよ~っと。
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