プロローグ

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目が覚めたら執務室だった …意味が分からない 学校からの帰り道に意識が飛んだのは覚えてる それがどうしてソファーに寝てるのか?とか、そもそも何故執務室みたいな場所にいるのか? 「あ、起きましたか」 「ん?」 考え事に集中し過ぎて声を掛けられるまで分からなかった そこに居たのは180cm位の金髪優男(イケメン)がいた 「イケメンだなんて照れますね」 「…声出して無いよね」 「ええ、読心術というやつですね」 何者だよ? 「おお、失礼しました。私はケルディムと申します」 彼――ケルディムは演技っぽくそう言った 「ケルディム、ね。…それって智天使の位だよね?たかが人間に何の用?」 「おや?信じるのですか?我ながら胡散臭いと思うのですが」 意外だ、とでも言いたそうな顔をしている 「幾らかあるよ。下校中に意識がなくなった事、今思えば人にすれ違った瞬間に意識がなくなった。つまり通り魔に襲われたと思われる。更に自らを神or天使と名乗る奴に会うとかよくある転生物と同じだしな」 「ふむ、頭の回転は良いようですね」 あ、適当に言ったら当っちゃった そう思ったらケルディムはなんとも言えない顔をした 心読めるんだったな
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