熱いまなざし

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「あ……晃さん、起きてください」 聞きなれない言葉にふわりと意識が浮上し、うっすらと目を開ければ目の前には真っ赤な顔の茜。 その顔はヤバイ。 思わず腕を掴んでベッドに引きずり込んだ。 だって晃さんって呼ぶから。 そんな声で目覚めてしまったら、一気に鼓動が加速し始めるじゃないか。 腕の中でもがく柔らかい感触は、嫌でも鼓動を早くさせる。 邪魔な髪を耳にかけ、露わになった首筋に唇を押し当てる。 「……ゃっ……」 吐息交じりの甘い声を聞いてしまったらもう後戻りできない。 .
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