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二度寝を決め込もうと思っていたのに完全にスイッチが入ってしまった。
全部茜のせいにして、勢いよく寝返りを打って組み敷く。
「茜はおねだりが上手になったな」
「や、ちがっ」
必死に俺の胸を押しているけど、そんなの全然抵抗になんてなっていなくて。
煽っているようにしか見えない。
もう息が上がってるじゃないか。
すでに赤みがさした頬に手を添えた。
涙目に潤んだ唇、起き抜けだというのも忘れて茜の唇を塞ぐ。
まぁ、塞ぐなんて生ぬるいものじゃないけど。
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