苦図

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「けんちゃん見てよ、こいつ30個ぐらいカップ麺持っててまぢウケるんだけど。」 「本当キモいなこいつ、ひきこもり君かぁ?」 このけんと呼ばれる男は、カップ麺をぐちゃぐちゃに踏み潰した。 「もう行こうよけんちゃん。誰か来たらイジメてるように思われちゃうよ。」 「そうだな、んじゃホテル行こうぜホテル。」 『ボコッ!!』 僕はもう一度腹を蹴りあげられ、 『ペッ!!』 みさと呼ばれる女に唾を吐きかけられた。 「じゃあね~、ひきこもり君。」 そう言って二人は僕の視界から消えていった。
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