1人が本棚に入れています
本棚に追加
傷の痛みで目が覚めた。
どれぐらい眠ったのだろう、時計は午前零時を示そうとしていた。
「痛っ、これじゃあ痛くてラーメン食えないじゃん。」
真暗な中、鏡の前に立ち、自分の顔を覗きこむ。
顔はすでに腫れていた。
「ククク、お前誰だよ?情けない顔しやがって。」
壊れた様に笑いながら鏡に話しかけていたその時、
「情けない……」
えっ?
「本当に情けないですね。あなたは。」
「だ、誰?」
僕は恐怖と驚きで思わず叫んでいた。
最初のコメントを投稿しよう!