苦図

6/8
前へ
/65ページ
次へ
『バキッ!!』 殴られた。 もちろん僕はただのひきこもりであって、特殊能力なんて持ってない。 喧嘩だってしたことないし、強くもない。 ムカツク男にムカツクだけで、なんの抵抗もできなかった。 「けんちゃん強~い、もっとボコボコにしちゃえ~。」 「俺がこんなキモいやつに負けるわけないだろぉ、みさぁ。」 けん………みさ……… それがこいつらの名前か? まぁ、どうでもいいけど。 鉄の味を口にふくみ、僕はボコボコに殴られ、蹴られ… なにもできなかった。 また…死にたくなった…
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加