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気付けばもう既に、ランク 10~12が空である。
「まぁまぁだな、今年は」
クラスが画面を見ながらそう呟く。一体1番凄かった時はどれだけのスピードで減っていったのだろうか…
そんな時だ突如アラームが鳴る。
「どうやら君を当てた奴がいるみたいだな…少し早いな………見積もりが甘かったようだ。」
クラスがそう言うと俺の足元には転移魔法陣が浮かび上がる。
「身体に不調を起こした時はここに来るといい、それと向こうで上手くやれよ」
その言葉に返事を書く前に魔法陣の光が強くなり目を閉じると空間を移動している時の独特の感覚がくる。重力がなく、地面に立っているのか寝ているのか分からなくなる。
視界が元に戻るとそこには泣きそうな顔で立っている天使……
「やったよ!僕!当てたんだ!そうだよね?ケイ!」
泣きそうな天使こと昨日会った見覚えのある顔。背は低く、金髪の燻んだ碧眼で女にしか見えない顔
「はい!エン様は今回の最強のモンスターを当てたのです!」
昨日、俺に気絶させられ運んだエルフの女………
まさかコイツ等に当てられるとは運命と言うべきか奇跡と言うべきか……俺からしたら最悪だけどな
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