*◆*携帯*◆* #2

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 私は、みきとあずさと他愛もない話をしていた。  すると、 「おぅおはよう~」  そう佐野くんだ。無視したけど、 「あれっお友達?」  みきとあずさに話しかけている。私は知らないふり。 「あっ俺、祐介って言うんだ、席も近いし仲良くしてなぁ」  手をヒラヒラと顔の横でふりながら、挨拶をする佐野くんに、 「あっうん、よろしく。私はみき」 「よっよろしく、あずさです」  2人は自己紹介していた、あずさはなんだか緊張しているみたいで、顔が紅い。  かわいい~。  そんなあずさを見て、思わず心の中で叫んでいた。 「よろしくなぁ~、ってか見てよこれ」  いきなりポケットに手を突っ込む佐野くんは。 「じゃ~~ん」  私と同じ機種の携帯を出してきた。  なんでぇ~!?  本当にビックリだ……。 「機種変昨日したんだよね。みなさん、僕とメアドと番号交換しませんか?」  と……なんだか言い方が気持ちわるい。 「あっそれ、亜紀と同じ機種じゃない?」  みきは、すぐに気付いたみたいで。
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