82人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
私は、みきとあずさと他愛もない話をしていた。
すると、
「おぅおはよう~」
そう佐野くんだ。無視したけど、
「あれっお友達?」
みきとあずさに話しかけている。私は知らないふり。
「あっ俺、祐介って言うんだ、席も近いし仲良くしてなぁ」
手をヒラヒラと顔の横でふりながら、挨拶をする佐野くんに、
「あっうん、よろしく。私はみき」
「よっよろしく、あずさです」
2人は自己紹介していた、あずさはなんだか緊張しているみたいで、顔が紅い。
かわいい~。
そんなあずさを見て、思わず心の中で叫んでいた。
「よろしくなぁ~、ってか見てよこれ」
いきなりポケットに手を突っ込む佐野くんは。
「じゃ~~ん」
私と同じ機種の携帯を出してきた。
なんでぇ~!?
本当にビックリだ……。
「機種変昨日したんだよね。みなさん、僕とメアドと番号交換しませんか?」
と……なんだか言い方が気持ちわるい。
「あっそれ、亜紀と同じ機種じゃない?」
みきは、すぐに気付いたみたいで。
最初のコメントを投稿しよう!