*◆*嫉妬*◆* #2

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――カラオケ。  部屋に入るとなんだか私は脱力した。緊張も和らいで……。 「なんか力抜けた。明日の学校は、こわいけど……」 「亜紀うけるなぁ」  雄也はそんな私を見て、お腹を抱えて笑っている。  なにが面白いのか良くわからなかったけど、ココに着くまで、テンパってた私が面白くてツボに入ったらしい。  そんな雄也を無視し、リモコンとマイクを手にとると、 「なんか、歌って」  と雄也に渡した。すると、 「その前に、なんか飲むか?」 「私、ウーロン茶がいい」 「わかった」  室内の電話から注文をする。 「ウーロン茶2つとスナック菓子」  注文が終わると、それから携帯を少し操作して。 「あっあとで祐介たちも来るから」  といった。  たちってことは、みきとあずさも多分来るだろう。  なんだか、嬉しくて。 「うん」  笑顔で頷いた。 「あっ、ついでにカバンお願いしたから」  なんて気が利くんだろう。ありがたかった、今さらだけど、良く考えたら家の鍵もカバンの中だったからだ。 「ありがとう」  そして、雄也はコ○クロとかS○APを歌って聞かせてくれた。とても良い声で、聞き惚れてしまう。 「歌うまいよね」 「そうでもないよ」  雄也はちょっと照れている。  そして、時間が過ぎていき、祐介たちが学校が終わってやって来た。
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