*◆*嫉妬*◆* #2

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「うぃ~」 「あき~」  2人が部屋に入ってきた。みきはすぐに私に抱き付いてくる。  でも、 「あれ? あずさは?」  そうあずさの姿がなかった。 「あずさは用事があるんだって」  なんだろう……もしかして先生と? メールの内容きいとくんだった。  なんて、先生と一緒かなんて分らないのに、マイナス思考の私は、変な妄想ばかりをしてしまう。 「そうなんだぁ、じゃあ仕方ないね」  なんて、口には出していても、心の中では、仕方ないじゃ片付けられなくて……。  もし、先生との用事だったらと思うと、気分が落ちてくる。  駄目だ!! 気にしない気にしない。  そう自分に言い聞かせていると、 「あっ! はいカバン」  みきにカバンを渡された。 「ありがとう」  祐介と雄也は、2人で話している。  すると、みきが私に聞いて来た。 「なんで雄也と2人でいるの? みんな怪しがってたよ」  と……。 「えっ先生も??」  と思わずそう聞いてしまった。言った後に祐介と雄也に聞かれてないかとドキドキしたけど、二人は聞いてなかったみたいでほっとした。 「う~ん、どうだろう?」  でも、きっと勘違いしてそう……。 「あぁあ」  ショック、でも勘違いされても仕方ないかもな、なんて思っていた。 「気をおとさない」  私の肩をぽんぽんと叩くみき。  はぁぁ……。 「みきぃ~」  何故か無償にみきに抱きつきたくなって、思いっきり抱きついた。
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