*◆*嫉妬*◆* #2

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 その光景を見て、気になるのは相手は先生なんじゃないかって事。  あずさは、携帯のボタンをカチカチとまだ押している。  改めてあずさの顔を見ると、やっぱり可愛くて、女の子でも見とれてしまう……。  頭もいいし、性格いい、悪いとこなんてない。  全てにおいて、負けている気がした。 「なに? なにかついてる? メールが気になる?」  いきなり聞かれた私は、はっと我に返った。  あずさを見ながら、考え事をしていたんだ。 「あっ違う。ごめんね、可愛いなぁって思ってさ」 「もうぅ~」  あずさに見とれていた事をいうと、頬をピンク色にして照れていた。  本当のとこは、メールの内容が。気になっていたんだけど、そんな事言えなくて。  あまり考えちゃダメ!!  自分に言い聞かせて、私もみきの様に寝そべった。  あずさは、遠くを眺めている……。  何考えてるのかな?  とっても天気が良くて、空は澄んでいた。とても気持ちがいい……。  空に吸い込まれそうで。  どこかに、飛んでいきたい、なんて考えながら目を閉じた。遠くの方で誰かの笑い声が聞こえた……。
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