*◆*嫉妬*◆* #2

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 黙っていたら、このまま眠ってしまいそうな程……穏やかな時間が流れていた。 「そろそろ授業始まるから、教室に戻ろう」 「うん」  私は起き上がったけど、みきはピクリとも動かない。  みきは気持ち良さそうに眠ってる。  それから、みきを起こして教室に戻ることにした、その途中……私は屋上でサボりたい気持ちになり。  さぼっちゃおうかな……。  と、教室の近くまできていたのに、足を止め。 「ねぇ私、次の授業サボる。ごめん!」  そう言って踝を返して走った。 「えっ!? ちょっと!」  みきとあずさは、そんな私を見て唖然としていたけど。 そのまま、また屋上に戻ってきたんだ……。  1人になりたかった……。  誰にも見つからないように、出入口の屋根に登った。  ちょっと暑いけど、日焼け止め塗ってあるから大丈夫と、大の字で寝転んだ……気持ちが良い。  このまま、空に溶けたいなぁ。  なんて思っていると、みきからメールがきた。 ―――――― 件名:どこいるの? 本文:心配だよぉ。なんで心先生の授業なのにサボっちゃうかなぁ? 何か悩み事? ――――――  みきは、やっぱり私の事を気にかけてくれていた。  本当は、私があずさの事を気にしてるって気付いているけど、私が言うまでは、みきは聞いてはこない。 ―――――― 件名:にひひ。 本文:先生の顔見たかったけど、サボりたい気持ちが勝っただけだよ。 大丈夫! 心配しないで。 ――――――  そう返した。
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