*◆*嫉妬*◆* #2

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 その後、私はまたあずさと先生の事を考えていた。  あの2人は、どんな話をしてるんだろう? すごく気になる。  その時だ、屋上の扉が開く音が、静かな空間を破った。  誰だろう?  そう思いながら、見つからないようにと息をひそめていると。 「おっ……先客がいる」  と声が聞こえて。  だ、だれっ?  声がした方を振り向くと、そこには雄也がいた。  階段を上がってきた雄也に、 「雄也かぁ、びっくりした~」  私は起き上がり雄也を見た。 「亜紀も、サボるんだなぁ」 「まぁね」  すると、雄也は私の隣りに座ると、背伸びをしながら寝そべった、私も一緒に寝そべる。  2人で空を見ていた……。  授業中という事もあって……とても静かで。  何も話さない雄也に、私はねてるのかと思い声を掛けた。 「ねぇ雄也?」 「ん? なに?」  返ってくる返事。 「眠ってるかと思った」  私が少し笑いながら言うと、 「もう、眠りそうだよ」  と欠伸をしていた。  私も、つられて欠伸をしてしまう。  欠伸ってうつるんだよね。 「眠いね……」  私も、なんだか気持ちが良くて睡魔が襲ってきた。 「ああ」  眠ってしまいそうだよ……。  目を閉じた瞬間、突然携帯のバイブがなった。  うるさい携帯を開くと、先生からの電話だった。  どうしよう……。
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