*◆*嫉妬*◆* #2

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 手のひらでふるえる携帯は、少しして静かになった。  先生からの電話を取ることが出来なかった。  これがサボりの時の電話じゃなかったら、嬉しいのに……。  なんか落ち込む。  するといきなり、 「彼氏??」  と聞かれた。  眠ってると思ったら、起きてたみたいで。 「ううん、友達だよ」  そう言いながら、携帯をポケットにしまった。 「でれば良かったのに、俺に気ぃ使わなくていいよ」 「いいの」  そして、静かな時間は過ぎていく。  雄也は、また黙っていて眠ってるのか起きてるのか良くわからない。  この時、5時限目をさぼったし、6時限目はどうしようかと迷っていた。  でも、5限目サボったのに6限目でるのはおかしいよね? そう思いながら、雄也はどうするんだろうと、 「ねぇ起きてる?」  と話かけた。 「起きてるよ、なに?」 「6限目もどるの?」  すると、 「まさかぁ、戻れないだろぉ~」  と、雄也は空を見ながら言った。  やっぱり、そうだよね。 「だよねぇ~」 そして、私も青く澄んだ空を見ていた。  すると、 「どっかいくか??」  といきなり、雄也に聞かれて……。
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