*◆*嫉妬*◆* #2

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 え?    「どこに?」  2人きりという事にちょっと動揺しつつ、聞いてみた。 「どうせ、6限目出れないし、どっかで遊んで帰るか?」  そう言うと雄也は体を起こした。私もつられて体を起こす。 「えっ! でも……そのまま帰ったら、カバンとかどうするの?」 「置いて帰るに決まってるじゃん」  当たり前かのように答える。  置いて帰るといっても、明日は絶対に職員室に呼び出しだよ。  サボった私が悪いけど、気分悪いから帰ったって言おうかな……そういえば財布も教室だ。 「私、財布教室……」 「まじ!? せっかくおごって貰おうと思ったのに」  残念そうに言われた。  えっ!? 雄也がそんな事を考えてたなんて知らなかった。  雄也を見ていると。 「ってうそ。お金の事は気にするな! 教室におきっぱなんて不用心すぎ!」 「あんまり入ってないし」  そう言うと雄也は笑っていた。  それから少し経って、私たちは学校を出た。かなり恐る恐るだったけど、無事に脱出。 「緊張したぁ~」  私は、とてもドキドキしていて。 「小心者だな」  笑って歩く雄也に、 「学校抜け出すなんて初めてだもん」  と笑って答えた。 「カラオケいくか? それともボーリング?」  そう聞かれた後、少し考えて。 「ん~じゃあカラオケがいい」  とカラオケBOXへ向かった。
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