*◇*距離*◇* #2

11/35
前へ
/35ページ
次へ
 だけど、ちょうど彩さんが戻って来て、彩さんに捕まってた。  私は家に向かって走った、するといきなり、雨が降りだし。  私は濡れて、家に着いた。家に入ると、ずぶ濡れで、玄関に座り込んだ……。  雨に濡れたことなんて気にならない……。  気になるのはあの2人だけで……。  私はしばらくぼーっとして、お風呂に入って眠った。 ―――――――― ――――  次の日。  思ったよりもぐっすり眠れ、起きた時には、もうお昼をまわっていた。  ちょっと、気持ちブルーな私は、今日もバイト。  土曜日だから今日は学校が休みだった。  ふと、目に入った携帯、着信を知らせるランプがピカッと光っている。  誰だろう?  見てみると、先生からの着信だった。マナーにしてたから、気付かなかったんだ。  私は、鼻水が垂れてきて鼻をすすった。  風邪でもひいたのかな?  でも、鼻水だけだったからあまり気にしなかった。お昼御飯を食べて、バイトの準備。  なんかいやだなぁ~。  そう思いながら、洋服を着替えて出かけた。バイトに行くと、二日酔いの宗一さんがいた。 「大丈夫ですか?」  と聞くと、 「亜紀ちゃん……頭いたぁ~い」  と言ってくる。 「飲みすぎですよ」  というと、 「だって、楽しかったんだもん」  と言う宗一さん、なんだかそんな宗一さんを見て、心が和んだ。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加