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もう一眠りしようと考えていたけど、先生と部屋の中に2人きりだと思ったら、今更ながら、ドキドキして眠れなかった。
おかしな私……時計をみると『AM10:03』と表示している。
もうお昼前なんだぁ……。
「ゴホッゴホッ」
まだ完璧には治っていない風邪、でも昨日よりは咳も軽くなっているのが、良くわかった。
今日、バイト休ませて貰おう。
早めに連絡をいれていた方がいいと思い、私はベランダに出て店長に言って休みをもらった。
店長は気にしなくていいって言ってたけど、こんな時ってかなり気になるんだよね。
申し訳ない気持ちになる。
先生はまだ起きない、私は自分が食べた食器を洗って片付けた。
これからどうしよう……先生起きないのかな?
私は先生にまた静かに近づいた。
やっぱりかっこいい。
幸せだ……。私、やっぱり先生の事好きなんだ。ほっぺをつっついてみたい、衝動にかられた、ってできないけど……。
私は、床に座って近くにあった星座の本をみた。
とても、キレイな星の写真がいっぱいある。途中まで見た時に先生が起きた。
「ん……あっおはよう。起きてたのか、よくなったか?」
ヤバい、またドキドキしてきた。
「おかげさまで」
というと先生の手が伸びてきて、私の額をさわった。
大きな手……。
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