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「おっ熱下がったなぁ」
ドキドキと反応してしまう心臓。音が聞こえたらどうしようって思っていた。
「汗かいたろ?」
そう言って、先生はクローゼットからTシャツを出してくれた。
「大きいかもしれないけどこれ使って、着替えもってないだろ?」
それを私は受け取り、すぐに洗面所で着替えた。
かなりダボダホ。でも先生って、やっぱり大きいんだと実感する。
先生の匂いがする……ヤバい幸せすぎ……。
やっぱり……好き。
私、恋人になれなくても今のままで幸せかもしれない。
きっと、告白したら……こんな事もなくなるだろう。
気持ち伝えたいのに、逆に今のような関係がなくなりそうで怖くもあった。
先生のとこに戻ると、私をみるなり笑い。
「やっぱり大きいな」
と、言った。
「座れ座れ」
私をソファに座らせて、先生はココアを作って持ってきてくれた。
「はいっ」
「ありがとうございます」
受け取る時にちょっと手が触れた。
ドキッとしてしまう私……。
先生は隣りに座って、とても距離が近い。
ドキドキする……。
心臓が爆発しそうで、違う意味で熱が上がりそうだった。
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