*◇*距離*◇* #2

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「おっ熱下がったなぁ」  ドキドキと反応してしまう心臓。音が聞こえたらどうしようって思っていた。 「汗かいたろ?」  そう言って、先生はクローゼットからTシャツを出してくれた。 「大きいかもしれないけどこれ使って、着替えもってないだろ?」  それを私は受け取り、すぐに洗面所で着替えた。  かなりダボダホ。でも先生って、やっぱり大きいんだと実感する。  先生の匂いがする……ヤバい幸せすぎ……。  やっぱり……好き。  私、恋人になれなくても今のままで幸せかもしれない。  きっと、告白したら……こんな事もなくなるだろう。  気持ち伝えたいのに、逆に今のような関係がなくなりそうで怖くもあった。  先生のとこに戻ると、私をみるなり笑い。 「やっぱり大きいな」  と、言った。 「座れ座れ」  私をソファに座らせて、先生はココアを作って持ってきてくれた。 「はいっ」 「ありがとうございます」  受け取る時にちょっと手が触れた。  ドキッとしてしまう私……。  先生は隣りに座って、とても距離が近い。  ドキドキする……。  心臓が爆発しそうで、違う意味で熱が上がりそうだった。
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