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いつの間にか、元気モリモリな私。
「先生の看病のおかげだね」
自然と笑顔がでていた。
「よかったよかった」
そううなずく先生。もう私は、抱きつきたかった。嬉しくて嬉しくて……。
抱き付くなんて、そんな事できないけど。
本当に先生と一緒にいれて幸せで。
「もうつかれた……」
コントローラーを置く私。先生も、コントローラーを置いた。
「案外ゲームって体力つかうよなぁ」
私はコクリコクリとうなずく。
「あっそういえば、あの日、お前雨に濡れたろ? だから風邪ひいたのか?」
突然きかれて。
「あっ多分……」
としか、答えられなかった。聞かれたと同時に彩さんの事を思い出したから。
「お前走っていくし、まったく」
あの後、彩さんとどうなったんだろう? 先生の顔を見た。先生は、テレビの方を見ていたけど、私がみてるのに気が付いたのかこっちを向いた。
「ん? どうした?」
「ん、あっいやっなんでもないです」
その後どうなったか聞いたら、やっぱダメだよね……一応2人とも大人だし、何があってもおかしくないよね……。
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