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はぁぁあ。
また1人妄想に走っている私、違うかもしれないのに、マイナスにしか考えられない。
「木下?」
そんな私に先生は声をかけた。
「あっはい?」
「なに、ぼーっとしてるんだよ」
「いや別に……」
あぁあぁぁぁぁぁ。
先生のせいだよ、と心の中でつぶやいた。もう気になってしょうがなかった……頭の中を彩さんの顔が駆け巡る。
その時に、また先生の携帯がなり。
あずさかな……?
もう私の頭の中は、先生の事でいっぱいで。
良く考えると、先生の周りには女の存在が多すぎる。
恋人はいないにしろ……こんなにモテるなんて……。
先生は携帯をうち始めた。私は何もすることがなく、ゲームを片付けた。
その後、テレビの横にあったコンポを見つけて、側にあるCDをみていた。
私あんまり洋楽わからないしなぁ……。
洋楽が大半をしめていて、1つ1つ手にとってみて、棚に戻した。
先生はその間にメールを送り終わったらしく。
「木下お菓子たべるか?」
と聞かれたから。
「はいっ」
と答えた。
もう 時計は3時をさしていた。いつの間にかこんな時間、やっぱり楽しい時間は、早く過ぎていくんだな。
先生は、クッキーをだしてくれた。
そして、暖かいココア。とても落ち着く……。
「先生、夜までいていい?」
私はもっと先生と一緒にいたくて聞いてみた。
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