*◇*距離*◇* #2

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 はぁぁあ。  また1人妄想に走っている私、違うかもしれないのに、マイナスにしか考えられない。 「木下?」  そんな私に先生は声をかけた。 「あっはい?」 「なに、ぼーっとしてるんだよ」 「いや別に……」  あぁあぁぁぁぁぁ。  先生のせいだよ、と心の中でつぶやいた。もう気になってしょうがなかった……頭の中を彩さんの顔が駆け巡る。  その時に、また先生の携帯がなり。  あずさかな……?  もう私の頭の中は、先生の事でいっぱいで。  良く考えると、先生の周りには女の存在が多すぎる。  恋人はいないにしろ……こんなにモテるなんて……。  先生は携帯をうち始めた。私は何もすることがなく、ゲームを片付けた。  その後、テレビの横にあったコンポを見つけて、側にあるCDをみていた。  私あんまり洋楽わからないしなぁ……。  洋楽が大半をしめていて、1つ1つ手にとってみて、棚に戻した。  先生はその間にメールを送り終わったらしく。 「木下お菓子たべるか?」  と聞かれたから。 「はいっ」  と答えた。  もう 時計は3時をさしていた。いつの間にかこんな時間、やっぱり楽しい時間は、早く過ぎていくんだな。  先生は、クッキーをだしてくれた。  そして、暖かいココア。とても落ち着く……。 「先生、夜までいていい?」  私はもっと先生と一緒にいたくて聞いてみた。
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