*◇*距離*◇* #2

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「段々図々しくなってきたなぁ」 「あはは」 「別にいいよ。1人で夕飯も寂しいしなぁ夕飯食べてから送っていくよ」  やったぁぁあっ!  心の中で、思い切り喜びの声をあげた。 「ありがとうございます」 「夕飯なに食べる?」  なんか新婚さんみたいで。 「ハンバーグたべたいです」  私の大好きなハンバーグ。先生と食べたら、絶対にもっとハンバーグが好きになる。 「挽き肉あったかなぁ?」  先生は冷蔵庫を見に行き、ひき肉を探していた。  それで、夕飯はハンバーグに決定した。 「じゃあ、木下にも手伝ってもらうかなぁ」  え゛っ私! 料理あんまりうまくないのに……下手でもないけど。 「わかりました」  2人でキッチンにたった。やっぱり新婚さんみたいで、私は1人で浮かれていた。  幸せ……。  先生の包丁裁きは、もう素敵だった。私は、ボロボロだったけど。先生にはかないません。  玉ねぎは目に染みて、途中先生にバトンタッチ。  それで、また先生に笑われた。  でもいいんだぁ、幸せだから。
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