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「段々図々しくなってきたなぁ」
「あはは」
「別にいいよ。1人で夕飯も寂しいしなぁ夕飯食べてから送っていくよ」
やったぁぁあっ!
心の中で、思い切り喜びの声をあげた。
「ありがとうございます」
「夕飯なに食べる?」
なんか新婚さんみたいで。
「ハンバーグたべたいです」
私の大好きなハンバーグ。先生と食べたら、絶対にもっとハンバーグが好きになる。
「挽き肉あったかなぁ?」
先生は冷蔵庫を見に行き、ひき肉を探していた。
それで、夕飯はハンバーグに決定した。
「じゃあ、木下にも手伝ってもらうかなぁ」
え゛っ私! 料理あんまりうまくないのに……下手でもないけど。
「わかりました」
2人でキッチンにたった。やっぱり新婚さんみたいで、私は1人で浮かれていた。
幸せ……。
先生の包丁裁きは、もう素敵だった。私は、ボロボロだったけど。先生にはかないません。
玉ねぎは目に染みて、途中先生にバトンタッチ。
それで、また先生に笑われた。
でもいいんだぁ、幸せだから。
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