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その前に、どこに行くんだろう？
私は話しをちゃんと聞いていなくて、どこに行くのか分からなかった。
「どこに行くんですか？」
「カラオケだよ」
と美和さんが答えてくれた。車は知らない道を通っていく。
先生の車に乗りたかったなぁ……。
途中でコンビニに寄ったので、私はブルベリーガムを買った。
そして、また出発。カラオケに着くと皆が入口で待っていた。
そういえば、田中さんは誰の車にのったんだろう……？ 誠さんの車かなぁ？
先生の事が気になってて、すっかり忘れていた。
そして、大部屋に案内される。
「ちょっとトイレ、亜紀ちゃんも行くよね??」
いきなり美和さんに言われて。
「はいっ」
２人でトイレに抜けた。断れなかった。
私、行きたいとか何もいってないけどなぁ……なんだろう？
トイレに入ると、美和さんは化粧を直し始めた。そして、私に話しかけてくる。
「あきちゃんは宗一の事好きなの？」
と、いきなりの質問。
「ちがいますよ」
私は即座に答えた。
「そっかぁよかったぁ。じゃあ私の事応援してね」
と言ってきたので、そういう事かぁ。と理解して。
「はい、わかりました。応援します」
と笑顔で答えた。
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