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美和さんは宗一さんの事、好きなんだ……。
トイレから部屋に戻ると、何か注文してるみたいだった。席は端っこしか空いてない。
宗一さんの隣だ……。
先生は私の前、先生の横には、先生の事を気に入っているらしい……彩さんが座っていた。
「亜紀ちゃん、なに飲む?」
宗一さんは、私に話す時に、顔をジーッと見てくるから……なんだか緊張するんだよね。
「あっウーロン茶がいいです」
と答えると、耳元で。
「今日は飲んだら 細川先輩におこられるもんね」
と言われた。
私は笑顔を作り、軽くながした。
皆は、お酒を飲むみたいで……テーブルの上には、カクテルやら生ビールが並んだ。先生は飲まないみたいだけど。
私、どうやって帰ろう……。
と、帰りが心配になる。
ここが何処かすらわからない……。
タクシーでいくらくらいだろう……。なんて、考えてるうちに。
「では、乾杯しましょう」
宗一さんの声に、みんなグラスを持ち、
「「「「かんぱ~い」」」」
グラスをカチカチとぶつけた。
歌も始まり、変な踊りを見たり、いきなり脱ぎだしたりで、盛り上がっていた。
シラフなのは、先生と私と田中さんだけ。
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