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*◇*距離*◇* #3
バイト上がりの帰り道……。
私は携帯のメールを確認する。みきとあずさからは、『大丈夫?』的なメールがきていて、私は『良くなった』と返信をしておいた
先生からもメールが入ってて。
―――――――
件名:大丈夫かぁ?
本文:お前カバン忘れてるけど、本当にかぜか?
今日届けに行くから。
―――――――
午前中に届いていたメール。なんて返信しようか迷い……。
―――――――
件名:こんばんわ。
本文:カバンありがとうございます。風邪はもう大丈夫です。
先生は、風邪大丈夫ですか?
――――――――
と送っておいた。
「はぁぁあ」
朝の事を思い出すとため息がでる。
私のファーストキス……。
雄也からもメールがきていた。返事してないのに……。
――――――――
件名:本当にごめん。
本文:返事がほしい。
――――――――
と……。
どうしよう、ちゃんと言わなきゃ……。
―――――――
件名:返事遅くなりました。
本文:ごめんなさい。私、本当は好きな人いるんです。ごめんなさい。
―――――――
そう送った。
これでいいんだ。
でも明日から顔が合わせにくい、それに雄也の顔をみたら、絶対に今日の出来事を思い出してしまいそう……。
「はぁああ」
深いため息がでた。
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