*◆*蝶々*◆*

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「亜紀ちゃんが、どんどん不良になっていくね」  と宗一さんは笑っていた。というか、未成年にお酒を売ったらダメなのに。って私が言えたことじゃないけど……。 「あはは不良じゃないですよ。社会勉強です」  なんて。 「あっパティーの場所もう少しで決まりそうだから、あとでメールするね」 「はぁい、わかりました。じゃあ」  そして家に帰った。夕方から、父さんと唐揚げとかピザとか作って、みきが来るのを待っていた。  みきは来る途中でケーキをとってくる係りになっている。  クリスマスの飾りつけは、してないんだけど、料理をクリスマスっぽく盛り付けた。  その時、玄関の呼び鈴がなった、私は玄関に走っていき。 「いらっしゃい」  と、扉を開けると、みきが笑顔で立っていた。 「メリークリスマス」  とても可愛いみき。家にあがるとすぐにキッチンへ行き。 「こんばんわ、お世話になります」  父さんに挨拶をしていた。 「ゆっくりしてってね、いっぱい食べてよ」  父さんもなんだか楽しそう。何回かあったことがあるから、2人共、案外仲がいいんだよね。 「じゃあ、たべよう」  早速3人でテーブルを囲んで、料理を食べ始め、食事をしながら、学校での出来事を父さんに話して聞かせた。
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