*◆*蝶々*◆*

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 本当に楽しくて、お腹も心もいっぱい、なんだか温かい空間だった。  お腹いっぱいピザやチキンを食べたのに、やっぱりケーキは別バラなのか、すんなり腹におさまる。  片付けは、父さんがしてくれるって言ったから、私たちは甘えて食事を終えると、すぐに部屋へ。みきは部屋に入るなり。 「亜紀!! お願いがあるの」  両手を顔の前であわせてくる。 「なに!?」  私はいきなりでビックリした。 「あのね、明日も私が亜紀の家に泊まってる事にしてくれないかな?」 「えっどういう事?」  私は、みきの顔をマジマジとみると。 「明日……祐介とずっと一緒にいたいの。お願い!」  そう頭を下げられた。 「なんだぁそんな事かぁ。いいよぉ」  私は快く承諾した。だって、みきと祐介の仲を応援したいから。 「本当に? ありがとう」  と、とても嬉しそうに抱き付いてきた。  でも良く考えると、夜帰らないと親が心配をする。私も前、朝方帰っておこられたし。  明日、私もきっと遅くなるよね……。  私は言い訳を考えていなかったのだ。そして、ふと思い付いた。  あっ! そっかぁ私もみきに頼めばいいんだぁ、と。 「あのね、みきぃ私もお願いがあるんだけど」  みきから離れると。 「んっなに?」 「私も、みきの家に泊まることにしてくれないかなぁ?」 「いいけど何かあるの? 」  みきは目をキラキラ輝かせて聞いてきた。
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