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「先生がね、バイト先の人の先輩で……たまたま……」
なんだかモジモジする私に。
「やったね」
みきは肩をバシッと叩いた。お酒も入り、2人ハイテンションになっていく。
あと、みきに言ってなかった事を話す。肝だめしの事、先生の家に泊まったこと。
話したら、気持ちが楽になっていた。
雄也の事は、言えなかったけど。
「いつの間にって感じだよ! なんでもっと早く言ってくれなかったの!!」
みきが頬を膨らまし。
「やっぱり言いづらい?」
私の顔色を伺ってきた。
「なんか、やっぱりあずさといる時は、言いづらいよ」
と本音をぶつける。
「そうだよね~」
みきも納得してるみたいで、その後はみきの話もいっぱいした。祐介の事とか、明日楽しみだねってお互い喋ってた。
カクテルも飲み終わり2人でダウン。いつの間にか私達は眠っていたんだ。
――朝。
目が覚めると、10時過ぎていた。遅くまで起きていたせいか、まだ眠い……。
眠い目を擦りながら、私はみきを起こし、そして1階へ、父さんはもう出かけていて、テーブルに書き置きと朝食が準備されていた。
――――
あきへ
お父さんは仕事に行ってきます。朝食温めて食べなさい。
みきちゃんの家で迷惑かけないように。
お父さんより
――――
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