*◇*距離*◇* #3

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 いつもの帰り道……気持ちが落ちているせいか、足が重い。  すると、携帯が振えた。すぐに見てみると、先生からのメールで。 ――――――― 件名:そうか 本文:大丈夫そうで良かった。先生も大丈夫だから心配すんな~。 じゃあおやすみなぁ。 ―――――――  先生らしいメール。私は、それに返事を返す。 ――――――― 件名:RE: 本文:おやすみなさい。 ―――――――  と……。すると、すぐにまた携帯は振えた。相手は雄也で。 ――――――― 件名:わかった。 本文:まじごめんな。本当にごめんな。 ――――――― ――――――― 件名:いいよ。 本文:もう気にしてないから、謝らなくていいよ。 明日ね、おやすみ。 ―――――――  私は心とは反対の文を送る。  凄く気にしているのに……あまりにも、雄也が謝っているから、そう送るしかなかった。  家に着くと、お風呂を済ませ、その後、何も考えないようにと、すぐに眠った。  静かな夜……。  なんの物音もしない。 何度か夜中に目が覚めたけれど、またすぐに眠れた。 ――朝。  目が覚めると、日差しが眩しかった。今日は、父さんが出張から帰って来る日。  少し掃除しなきゃ。 そう思い、朝少し掃除をすませ学校に向かった。今日は、ギリギリにでた。  早く学校に着きたくなかったからだ。
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