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いつもの帰り道……気持ちが落ちているせいか、足が重い。
すると、携帯が振えた。すぐに見てみると、先生からのメールで。
―――――――
件名:そうか
本文:大丈夫そうで良かった。先生も大丈夫だから心配すんな~。
じゃあおやすみなぁ。
―――――――
先生らしいメール。私は、それに返事を返す。
―――――――
件名:RE:
本文:おやすみなさい。
―――――――
と……。すると、すぐにまた携帯は振えた。相手は雄也で。
―――――――
件名:わかった。
本文:まじごめんな。本当にごめんな。
―――――――
―――――――
件名:いいよ。
本文:もう気にしてないから、謝らなくていいよ。
明日ね、おやすみ。
―――――――
私は心とは反対の文を送る。
凄く気にしているのに……あまりにも、雄也が謝っているから、そう送るしかなかった。
家に着くと、お風呂を済ませ、その後、何も考えないようにと、すぐに眠った。
静かな夜……。
なんの物音もしない。
何度か夜中に目が覚めたけれど、またすぐに眠れた。
――朝。
目が覚めると、日差しが眩しかった。今日は、父さんが出張から帰って来る日。
少し掃除しなきゃ。 そう思い、朝少し掃除をすませ学校に向かった。今日は、ギリギリにでた。
早く学校に着きたくなかったからだ。
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