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学校が終わってすぐ、私はバイトだった、シフトを確認すると、イヴは休みになっていて、クリスマスは出勤になっていた。
予定ないから別にいいけど……。
店長はちゃっかりお休み。
宗一さんも田中さんも出勤だった。
「おはようございます」
私は元気よく挨拶して表に出る、宗一さんと田中さんは私より先にきて働いていた。
「ねぇねぇ、亜紀ちゃん」
私を見るなり宗一さんはそばに寄ってきた。
「なんですか?」
「クリスマス暇?」
と聞いてくる。
「一応、今のとこ予定ないです」
というと、
「本当に! 前のメンバーでパーティーしようと思うんだけど、どう??」
「前のメンバー?」
バイト仲間なのか、肝試しの時のメンバーなのか、確認のために聞いてみた。
すると、宗一さんは、
「肝だめしした時の!」
と言うから。
クリスマス先生と過ごせるかもしれない。と、なんだか一気に嬉しくなって。
「私大丈夫ですよ」
と即答していた。
「やったね。じゃあ今からみんなにメール回すね~」
と宗一さんもなんだか嬉しそうだ。
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