*◆*蝶々*◆*

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――  学校が終わってすぐ、私はバイトだった、シフトを確認すると、イヴは休みになっていて、クリスマスは出勤になっていた。  予定ないから別にいいけど……。  店長はちゃっかりお休み。  宗一さんも田中さんも出勤だった。 「おはようございます」  私は元気よく挨拶して表に出る、宗一さんと田中さんは私より先にきて働いていた。 「ねぇねぇ、亜紀ちゃん」  私を見るなり宗一さんはそばに寄ってきた。 「なんですか?」 「クリスマス暇?」  と聞いてくる。 「一応、今のとこ予定ないです」  というと、 「本当に! 前のメンバーでパーティーしようと思うんだけど、どう??」 「前のメンバー?」  バイト仲間なのか、肝試しの時のメンバーなのか、確認のために聞いてみた。  すると、宗一さんは、 「肝だめしした時の!」  と言うから。  クリスマス先生と過ごせるかもしれない。と、なんだか一気に嬉しくなって。 「私大丈夫ですよ」  と即答していた。 「やったね。じゃあ今からみんなにメール回すね~」  と宗一さんもなんだか嬉しそうだ。
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