*◇*波*◇* #2

13/35
前へ
/35ページ
次へ
 いっぱい泣いたからか、起きた時に、なんだか頭が重く感じたんだよね……。  私は受信されたメールを1つ1つ開いて見た。  みきからは、 ――――――― 件名:大丈夫? 本文:あき、大丈夫?? あんまり無理しないでね。 ―――――――  と、あずさからは、 ――――――― 件名: 本文:あき、お互い新年早々嫌な思いしちゃったね……。 今年もよろしくね。 私、先生の事あきらめられない(泣) ―――――――  と、あずさは私に素直な気持ちを伝えてきた。私もメールを返す。  みきには、 ――――――― 件名:おはよ。 本文:正直しんどい。だけど大丈夫! ありがとう。みき大好き。 ―――――――  と、そしてあずさには ――――――― 件名:本当だよね、 本文:お互い頑張ろうね。私もまだ先生のことあきらめられない……。 頑張ろう。 ―――――――  と送った。  そう簡単に諦められる訳がない。  私は先生の事が物凄く好きなんだって、改めて気付かされた。  あんな場面を見ても……嫌いにならないんだから。  何もやる気の起きないままベッドに横になっていた。時計はお昼をさしている。  今日はバイトで、なんだか行くきがしない……。  休みたいなぁ。  と考えてしまう。でも、休むわけにはいかなくて、ゆっくり準備することにした。  1階に降りていくと、父さんはまだ帰ってきていない。  水を飲んで私はまた部屋に戻った。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加