*◇*波*◇* #2

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 そのまま眠ったから髪の毛がボサボサだった。  髪飾りを机の上に置き、私はお風呂に入った。  とても気持ちよくて、体が癒される。  バイトの時間も近づいてきたころ、父さんが帰ってきた。 「おかえり今年もよろしくね」  私は満面の笑みでいうと、 「ただいま、遅くなってごめんな~おめでとう」  と言う父さん、ネクタイは歪んでて、とても疲れているように見えた。 「父さん。もう休んだら? 疲れたでしょ?」 「あぁ少し休むかなぁ」  父さんはねむそうで……。 「私バイトだからさぁ」 「わかった、気を付けてな、おやすみ」 「おやすみなさい」  父さんは寝室に消えた。  私もバイトにいく準備を始める。  髪飾り……今日はしないでおこう。  部屋にもどり、机の上にある髪飾りを、引き出しの中にしまった。  いつも付けてないときは、持ち歩いたりしていたのに……今日はなんだか、髪飾りに触れたくなかった。 ――バイト先。  バイト先に着くと、宗一さんと田中さんがいた。  バイトは案外いそがしくて、私はそれがありがたかった。  余計な事を考えなくて済むから。
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