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みんなは、空を見上げて頷いていた。綺麗な夜空だった。
星が瞬いている……冬は寒いけど、星がキレイに見えるから私は大好きだ。
「ねぇ思ったんだけど早いよね~。もう、あと4ヶ月したら2年生になっちゃうんだよ……」
いきなりみきが言いだし。
「本当だ~はやいね」
と、私は頷いた。
本当に早い、なんだかあっと言う間だった気がする。それから、皆で他愛もない話しをしていた。日の出までは、まだ時間がある。
私の隣には雄也がいて、雄也を見ると目を閉じていた。
寝てるのかな……?
私も目を閉じた。波、風の音と人の声……。
みきと祐介の声も聞こえる……。
2人の会話はラブラブな会話だった。その時、みきが。
「私、トイレいってくる」
と言い出すと、祐介は
「俺も一緒にいくよ」
と言って立ち上がった。
その時、ちょうど私もトイレに行きたくて、今行ったら邪魔だな、なんて考えていた。
祐介とみきはトイレの方に歩き出す。
私はしばらく考え、やっぱり我慢できなくて。
「私もトイレ」
みきたちを追いかけた。みきと祐介は、私が来ている事に気付いていないのか、手を繋いで歩いていた。みんなの前ではやらないのに。
かわいい。
なんて思いながら、そーっと近づいて。
「熱いね、お2人さん!!」
と声をかけた。
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