*◇*波*◇* #2

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「心さんに告白するから」 「えっ!?」  私はビックリした。さっきそんな会話が聞こえてきたから……まさかと思っていたけど。  告白するんだ……。 「今日告白するから」  そう、彩さんは笑顔で言った。少しお酒の匂いがしていた。  飲んでるんだぁ……彩さんなら先生OKだしちゃうのかな……?  きっともう一緒に飲んでいるんだろう……一気に気持ちが落ちる。けど平静を装い。 「そうなんですか~、じゃあ」  笑顔を作って、私とみきはトイレを出た。 「ねぇあき……心さんって先生の事」  いきなり、みきが私に聞いてきた。 「あっごめんね。気になるよね、ずっと言おうとしてたんだけど……タイミング逃しちゃって」  私は、髪飾りの事を言う機会がやっとでき。 「なに?」 「実はね、この髪飾りクリスマスに先生にもらったの」  私は蝶々の髪飾りを触りながら言った。 「かわいいね。やったね! 宝物だね」  と、喜んでくれるみき。  でも、私はさっきの彩さんの事で、気持ちが落ちているせいか下をむいた。みきはそれに気づいて。 「あき? どうした?」  と聞いてくる。
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