*◇*波*◇* #2

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 1人で考えているのが嫌で、 「今の人、彩さんって言うんだけど……今日先生に告白するんだって」  と、話した。 「そうなの……」 「付き合ったらどうしよう……」  嫌だった。先生が他の人と一緒になるのは……。  みきは、なんと言ったらいいのか分らなさそうで、困っていた。その時祐介が戻ってきて、それで話は終わったんだけど。 「ごめんごめん。ちょー混んでてさ、ごめんね」 「大丈夫だよ」 「うん」  私の頭の中には、彩さんと先生が浮かんでいて、気持ちは沈んでいく。  普通にしなきゃ!!  そう思っても、胸が苦しくて……あずさたちの所に戻るとき、さりげなくみきは私の手を握ってくれた。  手をつないで歩く。  これはみきの優しさなんだ。  頭の中はいっぱいいっぱいだけど。みきに慰められている様な気がして、少しだけ楽になった。  そして、皆のとこに戻った私達は、さっきと同じ位置に座る。私はすぐに雄也の横にねころんだ。  はぁ……。  星を見て、  先生もこの星を今みてるのかな? 私は告白できるのかな?  なんて考えていた。  みんなの話は上の空で、私はただ『うんうん』と相槌を打っているだけだった。  するといきなり、 「亜紀。ジュース買いにいこう」  と雄也に誘われ。みんなのジュースを買いに、二人で自販機のある場所へと向かった。雄也は無言、私はそんな雄也のあとをトコトコついていく。
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