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日の出を見て終わり。帰る事になって、皆で砂浜を歩いていた。
先生たちがいた場所にはもう人は誰もいない。
彩さんの告白はどうなってしまったのか……とても気になっていた。
その時、私の最近変えたばかりの着信音がなった、相手は宗一さんだ。
「もしもし」
『あっ亜紀ちゃん』
「はい」
『あけましておめでとう』
「おめでとうございます」
普通の会話をしていた。すると、
『去年はごめんね』
と謝ってくる。本当に反省しているみたいで。
「いいですよ」
と私は言っていた。
『亜紀ちゃん』
「なんですか?」
私は電話を持ち変えて、宗一さんが何を言うのか待っていた。すると、
『おれ今年こそは亜紀ちゃん落とすから』
「えっ?」
『じゃあな』
呆気に取られているうちに、電話はきれた。宗一さんに言われた言葉にちょっとドキドキした。
私のどこがいいんだろうか?
なんて考えてしまう。私は電話を終わり、皆を追い掛けた。
少し歩いていくと砂浜に男女の姿があった。10メートル程離れていただろうか、それは見たくない2人だった……。
先生と彩さん。
見たくなくても私の目は2人をはなさない。そんな私の目は、先生と彩さんのキスを残酷にもとらえてしまう……。
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