28人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから数日が経ち、私はあの日思った事を、自分の中で守っていた。
そう、先生と２人で会うのはもう辞めようということ。
何度かくじけそうになったけど……屋上には行かなくなり、先生が行きそうなとこには、１人でいかなくなった。
私が先生に恋愛感情をもっているから。
だって、彩さんからしたら嫌だよね。
バイトの帰り道は、偶然にもあわなかった。
会いたいけどダメ、自分で分かっている。でも会いたくなる、また２人で海に行きたくなる。連れてってほしくなる。
私の決意はいつかポキッと折れてしまうだろう。いや折ってしまいたいという自分が少なからずいる、だから、いつまで耐えられるのか自分でも分からない。
メールもしない、電話もしない。こんな事が、とても辛いなんて１年前は知らなかった。
人を好きになる気持ちさえも……。
先生の存在は偉大で、先生を避けていたけど、話さなくても、関わらなくても幸せだった。
先生との出来事を思い出すと、幸せを感じられた。
そして私は、決めた事がある。
３学期の終業式に想いを伝えます。このまま終わってしまうのは、嫌だから。
最初のコメントを投稿しよう！