*◆*大好き*◆*

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 その事は、親友2人にも伝えなきゃいけない。  あと1ヶ月……。私は、2人に話すタイミングを見計らっていた。 ――2月14日 バレンタイン。  この日の天候は晴れ。  まだ寒い中、私達3人は屋上にいったんだ。 「今日はバレンタインだね~」  空を見上げ、みきが手をこすりながら、呟いた。 「そうだね」 「うん」  私とあずさはうなずいた。 「やっぱり2人とも先生にあげるの?」  みきの視線は私とあずさの2人を交互にゆっくりとみた。 「うん」  あずさは頬を紅く染めうなずく。 「亜紀は?」 「私? あげないよ」  そう淡々と私が答えると、2人はビックリした顔で。 「「なんで!?」」  声を合わせて聞いてくる。 「なんでと言われても……」  なんと説明しようかと迷った。  理由は2つある。先生と今接すると、前みたいにまた自分に甘くなると思ったから、あと1つは、絶対に想いを伝えてしまうと思うから、振られたら1年生の残された時間が気まずくなりそうでバレンタインはパスした。  その時、 「私、チョコレートあげる時告白しようと思うの」  あずさのいきなり発言。
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