*◇*甘え*◇*

24/24
27人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「えっまじっ?えっあきちゃん彼氏できたの??」 と、宗一さんはびっくりしてるのがわかる。 「はい…。」 と、私が答えると。 「まじかよ…。」 と、一言いって、宗一さんは黙った…。 美和さんは嬉しそうだった。 私は別に関係ない…。 宗一さんが、私を好きなのは知ってる。でも、私は先生が好きだから。 しばらく走ると、去年、肝だめしをした時に、集まった公園にはいった。 もしかして、 また肝だめし。 と、私の顔はこわばる。 「今日は何するんですか??」 と私がきくと、 「肝だめしだよ。」 と宗一さんは答える。 そして駐車場に車を止める、先生の車もあった。 あやさんと田中さん、先生にゆかりさんとまことさんの姿がみえた。 さぁ降りるかなぁ。 と、私が思ってると。 「あっあきちゃん、あのさ後ろの席に、懐中電灯あるから取ってくれない??」 と宗一さんがいってくる。 「はい。」 と言い、私は懐中電灯を探した。 ないなぁ。 バタンと美和さんが車を降り、ゆかり~ってかけていく音がきこえる。 懐中電灯…ないよ…。 どこにも見当たらない。 「宗一さん、ないですよ。」 というと、宗一さんはいきなり、エンジンをかけて車を走らせた。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!