21人が本棚に入れています
本棚に追加
「ここ間違ってるぞ!」
と、先生に言われた。
先生の手が机におかれた、それだけで、ドキドキで。
すると、先生は、
「ちょっと、シャーペンかして。」
と、いってくる。
私は素直にシャーペンを渡した…。
先生が近い…。
なんだか。
怖かった。
あの人に見られてるんじゃないかと。
先生はシャーペンで…プリントに何か書きだした。
〃うそ!!当たってる〃
と…、えっ??と思っていると先生は私の席から次の人の席に移動した。
先生の手が机から離れてい…。
すると、先生が手をおいていた場所になんか、紙が置かれていた。
私は、無意識にその紙をさっと隠していた。
なんだろう…。
とても気になる…。
私は手をすべらせ、紙をポケットにしまった。
そして辺りを見渡す、あの人に見られてないかと。
なんだか…怖い…。
別れたのに、なんでか恐怖を感じていた。
授業も終わり、私は、トイレでその紙をあけてみた。
――――――――――
亜紀へ
昨日は ありがとうな
―――――――――――
とその紙には書かれていた。
なんだか、嬉しい。
私は、その紙をまたポケットにしまった。
最初のコメントを投稿しよう!