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そして、トイレから教室に戻った。
2時限目は、国語…。また眠くなる…。
私は、教科書を机の上にだして、また、外を眺めながら、ぼーっとしていた。
2時限、3時限…4時限……。
なんだか、勉強のやる気が起きなかった。
〃キーンコーンカーンコーン〃
と、授業終わりのチャイムが鳴り。昼休みに入った。
昼休みは屋上で、みき、あずさ、るいの4人で過ごした。
みきとあずさは、まだ私が別れたことを知らない。
「あぁ、今日もいい天気だねぇ…」
みきの声に、みんなうなずきながら、弁当を口に運んでいた。
「あれ?今日は指輪してないの??」
と、あずさの声…。
なんだか、私はドキッとしてしまう…。
みんな、気付くのが早い。見てないようで見てるんだね。
私は、あずさを見て。
「別れたの…。」
と、言った。
すると、みきとあずさはなんで??ってビックリな顔をしている。
あずさは、箸からウインナーを落としていた。
「ちょっと色々あって……。」
と、私はそれしか言わなかった。
なんだか、全部を口にだしたら。
またすぐに、先生のとこに戻りたいと思うような気がして。
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