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電話を切った後…。るいが風呂から出てこないうちにと、部屋をでる。
美奈子たちには、ジュースを買ってくると、言っておいた。
美奈子たちは、変わり買ってくると、言ってたけど、電話もしたいからといい、部屋をでた。
足が不自由な私を、心配してるんだね…。
いたい足をかばいながら、エレベーターに乗り込み…。屋上へ…。
なんだか、また足がズキンと痛む…。
エレベーターの中…。
私は、怖さでいっぱいだった。
エレベーターを降り、廊下を歩いて、屋上にでる。
そこには、洋子先生の姿…。
「遅かったわね。」
と、一言…。
足がこんななのに、早くこれる訳がないじゃない。
と、私は心の中で思った。
私は、携帯をマナーモードにして、ポケットにしまった。
洋子先生は、屋上の椅子に座り、指で椅子をコツコツたたいていた。
「貴方…昨日、細川先生の部屋にいたの??」
と、聞かれる…。
それを確かめるために…私を呼んだんだ…。
なんだか、寒気を感じた。
ここは、なんと答えたらいいんだろう…。
悩んでいると…。
「やっぱり、いたのね!!」
という…。
私は、何も言うことができない。
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