*◆*学年旅行*◆* #2

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電話を切った後…。るいが風呂から出てこないうちにと、部屋をでる。 美奈子たちには、ジュースを買ってくると、言っておいた。 美奈子たちは、変わり買ってくると、言ってたけど、電話もしたいからといい、部屋をでた。 足が不自由な私を、心配してるんだね…。 いたい足をかばいながら、エレベーターに乗り込み…。屋上へ…。 なんだか、また足がズキンと痛む…。 エレベーターの中…。 私は、怖さでいっぱいだった。 エレベーターを降り、廊下を歩いて、屋上にでる。 そこには、洋子先生の姿…。 「遅かったわね。」 と、一言…。 足がこんななのに、早くこれる訳がないじゃない。 と、私は心の中で思った。 私は、携帯をマナーモードにして、ポケットにしまった。 洋子先生は、屋上の椅子に座り、指で椅子をコツコツたたいていた。 「貴方…昨日、細川先生の部屋にいたの??」 と、聞かれる…。 それを確かめるために…私を呼んだんだ…。 なんだか、寒気を感じた。 ここは、なんと答えたらいいんだろう…。 悩んでいると…。 「やっぱり、いたのね!!」 という…。 私は、何も言うことができない。
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