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私は、屋上に座り込み…星を眺めていた。
地元とは違い…星がいっぱいでていて、キレイだった…。
自然の偉大さに、癒される…とともに、頬を流れる涙。
ただぼーっと、星空を眺めていた。
携帯が震えているのは、分かっていた。
でも、ポケットから出さなかった。
もう…何も考えたくなくて…。
ただ、ぼーっと…何度も頬をふいて…。
私って、本当にバカだよね…。
私は、もうこの時に、壊れていたのかもしれない…。
〃ガチャ〃
と、思い切り屋上の扉が開いて、いきなり入ってきたのは…。
雄也だった。
「やっぱり、ここにいたか!!心配させんな!!」
と、雄也は、怒っていた。
「どうしたの??」
と、私は聞く…。
「どうしたの、じゃない、部屋にも戻らないで、みんな心配させて、何やってた。」
という、雄也。
そんな雄也は、怒っていたのに、私の顔を見るなり、やさしくなる…。
「どうした??泣いて、何かあったのか?」
と…。
「ううん、何もないよ。なんだか、足がいたくてさ…。」
と、私はこの時から、ちょっとおかしくなった…。
涙をふき、立ち上がる。
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