*◇*星空*◇*

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足は痛かったけど、だまって立ち上がった。 「行こっか。」 と雄也にいい、私は、足をかばいながら、扉に向かった。 それを、支えようとしてくれる雄也に。 「大丈夫だよ。」 といい、1人で歩いた。 「無理するな。」 と、言われて、雄也に支えられたけど、私の口からでたのは、“ありがとう”じゃなく、 「触らないで。」 という、一言だった。 前の私だったら、“ありがとう”って雄也に甘えていた。 でも、今の私は、なんでだろう…。 もう、誰にも優しくされたくなかった。 雄也は、私から手をはなすと、 「どうしたんだよ!?」 と聞いてくる。 その言葉に、 「どうもしてないよ。」 と答え、私は扉を抜け、エレベーターに乗った。 それから、雄也とは、会話はなかった…。 エレベーターが4階につく…。 エレベーターの扉が開くと、そこには、相沢先生とるいたちがいた。 「もう、亜紀ぃ~どこいってたの??」 と、ウルウルな瞳で私を見ているみき。 「ごめんね、屋上に行って星見てたら、時間忘れちゃって。」 と、私は言う。 時計を見ると…、AM12:06だった。
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