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「木下…。洋子先生に何かされたか…??」
と…、相沢先生は何をしってるの??
ビックリだった…突然の相沢先生の言葉…。
私は、泣きがおで、首を横にふる。
「じゃあ、足首についている爪痕はなんだ??」
と、聞いてくる。
私は、痛さのあまり、気が付かなかったけど、爪のあとが5つくっきりと、ついていたみたいで…。
「なにされた?」
と、相沢先生の声に、涙が溢れてきて、何も言うことはできなかった。
さっきの事を思い出すと、怖くて…、ますます足もいたんで…。
心もいたくて…。
相沢先生は、黙って私の頭を撫でてくれる。
足もいたいし、心もいたいし…もう、私…ボロボロだよ…。
「あいざ…わ…せんせ…このこと…だれに…も…いわな…いでぇ…。」
と、私は一生懸命いっていた。相沢先生はきっと、私の足をみてオカシイって、思ったんだ…。
うそを付いても、バレると思った。
相沢先生は、黙って頭をなでて、
「洋子先生になんか、されたんだな??」
と、また聞いてきた…。
私はコクリとうなずいた。きっと、爪痕で相沢先生には、握られたというのが…わかっていたんだと思う…。
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