*◆*学年旅行*◆* #2

2/13
前へ
/35ページ
次へ
「木下…。洋子先生に何かされたか…??」 と…、相沢先生は何をしってるの?? ビックリだった…突然の相沢先生の言葉…。 私は、泣きがおで、首を横にふる。 「じゃあ、足首についている爪痕はなんだ??」 と、聞いてくる。 私は、痛さのあまり、気が付かなかったけど、爪のあとが5つくっきりと、ついていたみたいで…。 「なにされた?」 と、相沢先生の声に、涙が溢れてきて、何も言うことはできなかった。 さっきの事を思い出すと、怖くて…、ますます足もいたんで…。 心もいたくて…。 相沢先生は、黙って私の頭を撫でてくれる。 足もいたいし、心もいたいし…もう、私…ボロボロだよ…。 「あいざ…わ…せんせ…このこと…だれに…も…いわな…いでぇ…。」 と、私は一生懸命いっていた。相沢先生はきっと、私の足をみてオカシイって、思ったんだ…。 うそを付いても、バレると思った。 相沢先生は、黙って頭をなでて、 「洋子先生になんか、されたんだな??」 と、また聞いてきた…。 私はコクリとうなずいた。きっと、爪痕で相沢先生には、握られたというのが…わかっていたんだと思う…。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加