*◆*学年旅行*◆* #2

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「わかった。誰にも言わない…。明日から、足は俺以外にはさわらせるな。」 と、相沢先生はいう。私は、またコクりとうなずいた。 「あんまり、無理はするなよ。」 の声に、わたしは、またコクりと頷く…。 私は、泣き虫だから、まだ泣いていた。 「せっかくのかわいい顔が台無しだな。」 という、相沢先生に…。なんだか、すこし笑ってしまう。 アイシングされている足は、少しだけど痛みが和らいでいた。 そして…雄也も戻ってきた。 相沢先生は、私の足を冷やし続け…。 すこししてから、戻っていった。 私は、相沢先生からアイシングの仕方を教わったので、自分で足首を冷やす。 雄也は黙って、私の隣に座ってみていた。 雄也と2人…だまっていた。私は涙もとまり、足のいたみを耐えていた。 「いたそうだな…。」 という、雄也に…。 「私…、ドジだから…。」 と、笑って答えた。頬の涙もふき。気持ちを落ち着けた。 すると、遠くから…。 「あきぃ~~」 と、声が聞こえる。 声のする方をみると、みきたちが、こっちに向かって走ってきた。 「あき?大丈夫??」 3人は息をきらして、私の足をみていた。
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