24人が本棚に入れています
本棚に追加
「わかった。誰にも言わない…。明日から、足は俺以外にはさわらせるな。」
と、相沢先生はいう。私は、またコクりとうなずいた。
「あんまり、無理はするなよ。」
の声に、わたしは、またコクりと頷く…。
私は、泣き虫だから、まだ泣いていた。
「せっかくのかわいい顔が台無しだな。」
という、相沢先生に…。なんだか、すこし笑ってしまう。
アイシングされている足は、少しだけど痛みが和らいでいた。
そして…雄也も戻ってきた。
相沢先生は、私の足を冷やし続け…。
すこししてから、戻っていった。
私は、相沢先生からアイシングの仕方を教わったので、自分で足首を冷やす。
雄也は黙って、私の隣に座ってみていた。
雄也と2人…だまっていた。私は涙もとまり、足のいたみを耐えていた。
「いたそうだな…。」
という、雄也に…。
「私…、ドジだから…。」
と、笑って答えた。頬の涙もふき。気持ちを落ち着けた。
すると、遠くから…。
「あきぃ~~」
と、声が聞こえる。
声のする方をみると、みきたちが、こっちに向かって走ってきた。
「あき?大丈夫??」
3人は息をきらして、私の足をみていた。
最初のコメントを投稿しよう!