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るいも、あずさも心配そうに見る。
「うん、大丈夫だよ。まだ、いたいけど…。」
と、私は、ペロッと舌をだしてみせる。
本当は、とても痛かったけど、心配させたくなかった…。
雄也は、そんな私たちのやりとりを、黙ってみていた。
「相沢先生から、聞いて急いできたんだよ…。帰りが遅いって、心配してたんだよ。」
という、みきは…。私の顔をみて、ちょっと安心したような顔をしていた。
あずさも…わたしの顔をみて、安心しているみたいだった。
でも、るいは私をずっと…心配そうな顔で、みていた…。
「もう、足捻ったの…?亜紀ってばぁ…。」
と、みきの言葉に、私はやっちゃったって、顔で笑う。
今は、笑顔でいなくちゃ…心配かけたくない…。
その一心で…。
「そろそろ、行くぞぉ~、」
と、点呼がかかり、私たちはバスに戻るために、立ち上がった。
ズキンっ
と、足は痛みをます…。
でも私は、足をかばい…痛みを耐えながら、笑顔で…るいに支えられて歩いた。みきも、支えてくれようとしたけど…、そんなにひどくないから、るいだけで大丈夫といい、痛みを耐えてあるいた。
本当は、支えて欲しかったけど…。心配をかけたくなかったんだ…。
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