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そして、ふと思う…。
悠木くんのお土産、どうしようか…。と…。
まだ、集合時間までは時間があったし。私は、お土産を買うために、るいの肩を借りて、お店に入った。
お店の中は、いっぱいの品物が並んでいる…。
「どれがいいかなぁ…。」
と、１つ１つ手に取りながら、物色していく。
「誰にあげるの？？」
の、るいの言葉に…。
「父さん。」
と、なぜかいっていた。どうしてだろう…。
私は、親が再婚して、弟が出来た事を、誰にも言っていなかった。
そして、かわいいキーホルダーを見つける。
イルカのキーホルダー。２頭のイルカがついている。
「これにしよう。」
と、私は、手にとり、他にも、いいのがあるかな…。
と探した…。
で、ふと思い出す…。
先生の車の、イルカの置物…。
先生…。
なんだか、一気に心が寂しくなった。
会計を済ませ、お店を出ようとした…。
その時…。先生がお店の中に入ってきた…。
先生は、私に気が付いて…。
「足、大丈夫か？？」
と、聞いてくる。
「大丈夫ですよ。」
と、私は笑顔で答え…。先生から離れていく。
るいの肩をかりて…。
思わず、手に力が入っていた。
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