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本当は、もっと先生と話していたかった。
でも…、洋子先生が…怖かった…。
いつ見られるかわからない…。今度は、何されるかわからない…。
付き合ってた事…バラされるかもしれない…。
そう思うと、先生の近くにいれなかった。
今も、洋服の下にある指輪…。
先生の事…。想い続けるからね…。
と、私は指輪を握りしめた。
そして、時間が過ぎて…。
バスでホテルに向かう。夕食を食べた後、レクレーションだった。
みんな楽しそうに、ゲームをしたり、椅子とりしたりしていた。
私は、参加できる訳もなく…。
ただ…黙って端の方で、ポツリとみていた。
るいは、私の側にいるって言ってたけど、相沢先生たちに、無理矢理参加しろといわれ…。
みんなの中に入っていく…。
そんな、私の側には、相沢先生が座っていた。
しばらくして、カラオケ大会が始まる…。
部屋の雰囲気を出すためか…照明が落とされ、薄暗い。
舞台だけが、ライトアップされていた。
「木下…、足大丈夫か??」
と、聞いてくる、相沢先生は優しくて、
「だいぶ、楽になりました。」
と、答えた。
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