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そういえば、指輪…。
指輪はそのまま…。
ハンカチの中…。
私は、さっきまで上半身起こして、テレビをみてたんだけど、今は、寝そべって指輪をながめている…。
先生、今…何してるんだろう…。
って、考えたり…。
あと、洋子先生に“正々堂々と勝負する”って、いわれたけど…。
もう…、先生にアタックなんかしてるのかなぁ…?って、ちょっと心配…。
先生が、ほかの人のところにいかないか…心配で仕方なかった…。
「はぁぁあぁ。」
考えれば考えるほど、ため息がでてくる…。さっきまで休憩って思って、幸せにひたってたのに…。
一気に気持ちが落ちる…。
「ため息つくな。」
と、相沢先生は、パソコンを打つ手を止め。私を見てきた。
「はぁ~い。」
と、私は返事をする…。
すると、相沢先生は、私が持っている指輪をみて…。
「細川の事かんがえてたのかぁ~。」
と、ニヤニヤしながら近づいてくる…。
「ちっちがいますよ。」
と私がいうも、相沢先生は楽しそうに私を見て、笑っている…。
「わかりやすいな、お前は…。」
というと、隣のベッドに座った。
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